バリアフリー体験集会とユニセフ募金
「バリアフリー」って言葉はよく耳にしますが、車いすを使用している人やお年寄りが、日々の生活にどのような「不自由」を感じているかは、元気な人にはなかなかピンときません。
今回は八尾市社会福祉協議会 ボランティアセンターより講師の方をお招きして、その「不自由」を実際に体験する取り組みをおこないました。
車いすの体験では、交代で乗ったり押したりしながら、机などで作った細い道を通ったり、段差を越えたり、車いす用のトイレに入ってみたりしました。ドア一つ開けるのも、車いすを押しながらだと大変! ぶつけたり乱暴な押し方をしたりすると、乗っている人が怖い思いをしてしまいます。自分で車いすを漕ぐことも体験しました。
高齢者疑似体験では、体に重りをつけたり、視界を遮るゴーグルや、耳の聞こえを悪くするヘッドホンなどの装具をつけて、買い物の体験をしました。小さい字で書かれた買い物メモが見にくかったり、重いものや嵩張るものを持つのは大変だったり…。レジのコーナーでは、小銭を出すのにみんな一苦労。私たちが普段、何気なくしていることもお年寄りにとっては難しいこともあるんだね。
大げさなことではなくても、ちょっと誰かのためにドアを開けてあげるとか、時間がかかっている人を優しい気持ちで待ってあげるとか、スカウトのみんなにもできそうなことがいっぱいあるよね。相手の立場や状況を理解して、ガールスカウトの「やくそく」にもある「人に役立つことを心がけ」ていこう!
バリアフリー体験集会の後は、近鉄八尾駅で「ユニセフ」の街頭募金をおこないました。たくさんの人が募金にご協力くださり、またスカウトたちに「がんばって!」などの温かい声を掛けてくださいました。短い時間だったにも関わらず20,251円が集まり、全額を日本ユニセフ協会に送金いたしました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。