そなえよつねに 防災体験プログラム
1月17日、特に関西に住むものにとっては忘れられない、そして決して忘れてはいけない日。21年前、6000人以上の命が失われた阪神・淡路大震災が発生した日です。
当時、まだ産まれていなかったスカウトたちにとっては、東日本大震災の津波が地震の被害として印象が強いようですが、阪神・淡路大震災では、多くの家や建物はおろか高速道路までもが倒れ、たくさんの人がその下敷きになったり、その後に発生した火災で命を落としました。
ガールスカウトのモットーは「そなえよつねに」。いつまた起こるかもしれない地震などの災害に備えて、八尾市内のボーイスカウトの団と合同で、南木の本防災公園にて防災体験プログラムをおこないました。
車に搭載されているジャッキを使って下敷きになった人を助けたり、毛布で担架を作ったり、専用の器具がなくても、工夫をすれば身近にあるものを災害時に役立てることができます。
身にしみる寒風に、21年前の被災者の皆さんはどんなに寒かっただろうと想いを馳せながら、今回の経験を実践で役立てる日が来ないことを、願わずにはいられませんでした。
この体験プログラムをきっかけに、スカウトそれぞれの家庭でも、災害への備えを見直す機会にしてほしいと思います。